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小さなうぐいすを模ったうぐいす袋です。
2月の梅の時期になると、「梅鴬の候」という時候の挨拶として文章の冒頭にも使われて、梅の花にはうぐいすが集まってくるかの印象を持ちがちです。
しかし実際に梅の花の蜜を吸いに集まってくるうぐいすによく似た鳥はメジロで、警戒心の強いうぐいすは人目につくところには滅多に姿を現しません。
「梅に鴬」という故事ことわざは、良く似合っているものの例えであって、実際の光景を見て作り出された言葉では無さそうです。
一般的には滅多に無いことへの憧れ、願望を、日本人は「梅に鴬」という言葉に置き換えたものといわれています。
いずれにしても梅とうぐいすの取り合わせは、早春を代表する「付き物」であることに間違いなく、強い季節感を持っています。
昔の女性たちは寒い冬のこの時期にお琴の爪などを入れて、暖かい春を待ちわびる気分を表現していました。 |